2020年6月9日火曜日

第5回 動物マスコットキャラクターを描く 3 by Photoshop

前回(第4回)では、キャラクターに立体感を加えました。
マスコットキャラクターとして見せる分には、この段階で完成としても問題はありまん。(東京2020競技キャラクターとしては完成です。)

第5回のパートでは、さらに加筆&演出を加えて、よりリアル感があり印象度の高いイラストレーションへと昇華させましょう。



立体感を加えた状態



<色調を調節する>

描画が一通り終了したら、最終的な色調節を行います。

Photoshopには、ざまざまな視点からの色編集機能があります。
最終的には「トーンカーブ」を使った、総合的な編集が理想ですが、
トーンカーブは慣れないと非常にわかり難い機能です。



[イメージ]→[色調補正]→[トーンカーブ]


そこでまずここでは、Photoshopの「色相・彩度・・・」「レベル補正」「カラーバランス」の3つの機能を使いましょう。
調節する順番に規則はありませんが、「レベル補正」→「色相」→「彩度」→「カラーバランス」の順番が理想的です。


1. 明度を調節する「レベル補正」


[イメージ]→[色調補正]→[色調補正]


2. 色相・彩度を調節する「色相・彩度・・・」



[イメージ]→[色調補正]→[色相・彩度]

3. 微妙な色相を調節する「カラーバランス」



[イメージ]→[色調補正]→[カラーバランス]




*Photoshopには、その他にも様々な色調節機能がありますが、
その多くは、ピクセル単位の色情報量の多い写真を編集するためのもので、ピクセル単位の色情報量の少ないグラフィックやイラストレーション画像には、あまり必要ではありません。

















<テクスチャーを加える> 

布・紙・土・壁・鉄・木などなど、自然または人口的なテクスチャー感(資材感)を付加することで、絵に「生気」や「暖かさみ」を加えます。
ただし、過度の演出は、そもそもの存在を壊してしまうことにもなるので、必要最低限と留めましょう。



テクスチャのある素材をレイヤーで追加した例



<視覚的にテクスチャを加える5つの方法>





























<エッジを工夫して、印象を変える>


ハードでストレートなエッジに手を加えることで、よりアナログ的な温かみが加わり、全体的な印象度が高まります。





エッジをボカシたレイヤーを重ねる


エッジにジャギーを適用
[フィルター]→[テクスチャ]→[はね]




エッジを「指先ツール」などで編集




このように、各パーツのエッジに変化を加えることで、イラストレーション全体の印象度をガラリと変化させることが可能です。
このパートでは、全体の完成後にエッジの処理をおこないましたが、本来であれば、各パーツを描画する初期段階で、テクスチャー感があるエッジで描いておきます。その後、各種のブラシを使用することで、どんな表現も可能になってきます。





以下の動画は、テクスチャー感のあるブラシを使用して、風景を描いたものです
(iPadPro + Procreate)